日産フェアレディZを移動しようとしたところ、
ヒートゲージが上がり動かせないと連絡を受け、
ボンネットを開けると、
ラジエーターのアッパータンクが破損していました！
ラジエーターはエンジンを冷却する重要な機構で、
故障すると安全な走行はできません！
今回はラジエーターについてご紹介いたします！
ラジエーターの破損の原因
ラジエーターが破損する原因は主に６つあります！
・経年劣化
・水による腐食
・水垢や錆によるラジエーター内部の詰まり
・クーラントの固形化
・冷却ファンの故障
・ラジエーターキャップの不良
・不十分なエア抜き
などです！
また、今回のように、
アッパータンクは破損しやすい場所の代表例です！
（エンジンで熱せられたLLCが通るため）
ラジエーターが故障すると？
車のラジエーターが故障してしまうと、
冷却水（LLC）の冷却が行われず、
エンジンを冷やすことができなくなり、
エンジンのオーバーヒートを起こしてしまいます。
オーバーヒートを起こすと、
エンジンが焼き付いてしまい、
最悪の場合はエンジン交換が必要になります。
もちろん、危険なので運転はできません。
走行不能になります。
また、
故障時の代表的な症状としては、
■ エンジンが不安定になる
■ アクセルを踏んだときにいつもと違う音になる
■ 水温計の針が安定しない
■ 警告灯が点灯する
すぐにお車を購入されたお店や整備工場にご連絡ください。
それと、保険屋さんにも。
水温警告灯の色別の意味
エンジン冷却水の温度変化は水温警告灯で把握できます。
エンジン始動時に、
必ずと言っていいほど目にするチェックランプです！
水温警告灯が緑や青の場合で、
少し時間が経って消える場合は走行可能状態で、
赤色のときはオーバーヒート状態なので、
すぐにエンジンを停止し、
整備工場やカーショップにご連絡ください！
特に注意していただきたいのが、
水温警告灯はエンジンの冷却水の温度の状態を表していますので、
赤色でも時間が経って冷却水が冷えるとチェックランプも消えます。
しかし、
故障が直ったわけではありませんので、
必ず販売店や整備工場にご連絡ください！
注意していただきたいチェックランプはこちら！
車のチェックランプ（警告灯）が点灯したら・・・
【レッカーを呼ぶべき要注意なチェックランプ】
冷却水（LLC）漏れのチェック
ラジエーターの冷却水（LLC）が不足してしまう主な原因は、
■ 機構の破損部位から漏れ出す場合
■ 冷却水機能の低下
が挙げられます。
冷却水が漏れて焼き付くと、
独特な臭いがします。
ガソリンでもオイルの臭いでもない、
焦げ臭いような甘いような臭いがしたら、
火傷に注意しながらボンネットを開けて確認されてみてください。
JAFさんの公式HPでも紹介されていましたので、
引用させていただきます。
駐車中に冷却水が漏れた場合は、クルマの下に液だまりができることがあるのでクルマの下回りのチェックも必要です。エアコンからでる水と間違えがちですが、LLCには赤・青・緑などの色が付いており、特有の臭いもあります。走行中に漏れたLLCの異臭がする場合もありますが、濃度が薄くなっていたり、クルマ自体も車内の気密性が高くなっているので臭いで気づくケースは少ないようです。
JAF公式HP オーバーヒートの原因：冷却水不足（マイカー点検ノート トラブル対処法）
LLCは人体に有害ですので、
車の下に溜まったLLCは素手で触らないようにしてください！
もし触ってしまった場合はすぐに水で洗い流してください！
人体だけでなくペットにも有害です！
舐めてしまうと急性腎不全を引き起こす可能性がありますので、
ペットがいらっしゃる方も十分ご注意ください！
ラジエーターが故障してしまい、
LLCが吹き出してしまった場合に
どうなってしまうのかは
こちらの記事をご覧ください！
ラジエーターの故障でLLCが蒸発するとこうなる！
レクサス LS460
ラジエーターの寿命とLLCの交換時期
ラジエーターの寿命とLLC交換時期に関してです！
わかりやすい説明がガリバーさんとチューリッヒさんのHPにありましたので、
ご紹介させていただきます笑
ラジエーターの交換時期は使用年数10年または走行距離10万kmを目処に、ラジエーターの劣化を気に掛けるようにしておけば良いでしょう。
ガリバー公式HP ラジエーター交換費用の目安や時期？故障への対策も解説
ただし、車の使用環境や、車種などにより一概には言えないため、あくまで目安としてください。
ラジエーターの交換が必要となるのは、冷却水の漏れや滲みなど、不具合が発生したときです。
クーラントには赤や緑などの色が付けられています。また、最近の新車には青やピンクのクーラントが充填されています。この2色は赤や緑と異なり、耐用年数の長いものです。 一般に、赤または緑のクーラントの交換時期は2年、青やピンクは7年～10年程度とされています。
チューリッヒ保険会社公式HP クーラント液・冷却水（エンジン）の交換・補充
同じ耐用年数を持つ「赤・緑同士」と「青・ピンク同士」の組み合わせであればそれぞれ混ぜて使用しても問題ありません。また「赤・緑系」を充填している車両に「青・ピンク系」を入れることも大丈夫ですが、その逆は故障の原因となりますので間違えないように注意してください。
中古車をご購入される際に、
初年度登録から年数が経っている車両に関しては、
『ラジエーターがいつ交換されているのか』も
聞いてみることをオススメいたします！
ラジエーターが故障したときの対処法は？
実は、、、
ラジエーターが故障した際の原因は、
ここでご紹介した以外にもたくさんあります！
原因がたくさんあるということは、
対処法もたくさんありますので、
『ラジエーターがおかしいかな？』
と感じた際には、
運転せずに、
整備工場や販売店までご連絡されることをオススメいたします！
走行中の場合は、
安全な場所に停車してすぐに電話されてください！
ラジエーターの故障は重大事故につながる可能性が
十分に考えられますので、
LLCの漏れや十分な量が入っているか、
定期的なチェックを行いましょう！
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こちらからお願いいたします！
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詳しくはこちらの記事をご参考にされてください！
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